【1月30日 活動報告】
茶道部部長です。まだまだ寒い日が続いており、先日は雪も降っていました。今日のお稽古では、そんな風情を感じる掛け軸を床に飾りました。
「紅炉一點雪」
(こうろいってんのゆき)
部屋の中に入ってきた雪が、熱い炉に落ちてすぐ溶けてしまう様子を表しています。一瞬で消えてしまう雪のように、雑念も瞬時に消し去り、心にその跡を残さない禅修行を極めた心境を表現しています。
今日は、卒業生にとって最後のお稽古でした。基本の割り稽古と炉の点前のお稽古を行い、改めて初心にかえり、これまで学んだ所作にさらに磨きをかけることができました。さらなる高みにと挑戦するとき、ときには冷静になって初心を思い返すことがモチベーションを保つ秘訣であるということを茶道を通して学びました。このようにこれまでのお稽古で人生において大切なことをたくさん学ばせてもらいました。今後社会に出ても役立つことでしょう。多くの経験をありがとうございました。
花: さくらひめ、侘助
お菓子: みかん、若竹、羊羹、水仙
茶碗: 節分
内側におたふく、外側に鬼が描かれており、「鬼は外福は内」を表現
水指: 祥瑞の山水画